マーリブ 月と太陽の宮殿

過酷な砂漠越えのあと、ようやくマーリブに到着。
紀元前900年頃に、シバの女王ビルキスが治めていた王国がここにあったと言われています。
「シバの女王」というと、ソロモン王と会見したらしいとか、いっぱい貢物をもらったらしいという浅い知識しかないのですが、すごくエキゾチックで不思議な雰囲気をもつ女王様を勝手に想像してしまいます。

写真は、シバの女王が建てたという「月の宮殿」と「太陽の宮殿」、数キロ離れているのですが、当時は地下トンネルで繋がっていたらしい・・・(本当かな?)
月の夜、家来を従えた女王が、厳かに神に貢物を供え、静かに佇んだのかも・・・
キリッと建つ列柱からは、宗教的な空間を感じました。

一番下の写真は、紀元前8世紀ごろに作られたマーリブ・ダム。
砂漠越えの後、これだけの水量をみると、異空間に紛れ込んだような気さえしました。

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by masamaturi | 2006-05-18 22:30 | 旅にて

私たちの周りにある、ちょっとした住まいや街並みの風景を切り取って、「暮らし」や「住環境」について、考えていきたいと思っています。


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